「え~っ!、また、そーめ~ん?」
夏休みともなれば、あちこちのご家庭から子どもたちのこんな声が聞こえてきそうです。
まあ、子どもの言い分もわかります。
毎日そうめんじゃ、飽きるよね。
でも、お母さんの苦労だってわかります。
お昼のメニューを毎日毎日考えるの、面倒ですよね。
「そうめん嫌だったら、ご飯はないよ!」
そんなお母さんの怒鳴り声も聞こえてきそうですね。
こんな感じで夏休みのお昼ご飯を作るお母さんは大変なんです。
「作るほうの身にもなってよっ!」
その気持ち、よ~くわかります。
しかし、ここはグッとこらえてください。
ただでさえ暑いのに、怒ればなおさら暑くなります。
クールダウンする冷房代もバカになりませんよ。
さあ、その怒りのエネルギーを子どもにではなく、飽きないそうめんメニュー作りに向けましょう!
味に一番変化をつけやすいのは、薬味です。
薬味を工夫して、いつもとちょっと違う味にしてみれば、子どもたちも飽きずにそうめんを楽しめるはずです!
そうめんの薬味でおすすめは夏野菜
薬味の定番と言えば、きゅうり、ハム、金糸卵、青ネギ、ミョウガにおろししょうが。
こんなところでしょうか?
要するになんでも来いってことです。
選択肢が有りすぎて困るんですが、今日はせっかくなんで旬のものを使いましょう。
今が旬の野菜、夏野菜を使った薬味をご紹介します!
夏野菜ってどんなものがあるの?
というわけで、夏野菜のみなさんの登場です!。
オクラ、ゴーヤ、獅子唐、シソ、唐辛子、とうもろこし、トマト、ナス、ニンニク、山芋、らっきょう、きゅうり、しょうが、ミョウガ、レタス、キャベツ、枝豆。
いっぱいありますね、夏野菜。
きゅうり、しょうが、ミョウガは定番なんで、今回は出番なしです。
さあ、何から行こうかな?
新薬味にチャレンジ!
・オクラ
まずはオクラ。茹でて小口切りにするだけです。
そうめんつゆに入れて、白ゴマをお好みでかけてください。合うんです、これが。
オクラの粘りけとゴマのプチプチ感のコラボレーションが面白いんです。
また栄養も満点!
・ナス+ニンニク
お次はナスとニンニクで。
ナスは素焼きにし、皮を剥いて食べやすい大きさに切ります。
焼きナスといえば普通はおろししょうがですが、
今日はニンニクチップを乗せましょう。クランキーな食感が楽しいですよ。
ナスの上品な甘味とニンニクの香ばしい風味で、
そうめんがそうめんが進むこと間違いなし!
・とうもろこし
蒸したとうもろこしを一粒ごとにバラします。
それをそうめんつゆに入れて、そこにバターを溶かします。
なんとも言えないコクが出ておいしいんです。
ただ、バターの量には注意してください!
ほんのちょっぴりでいいですよ。耳かき一杯分ぐらいで十分。
入れすぎるとくどくなります。
ラーメンにたっぷり入れておいしいのは、あれ熱々だからです。
・シソ
スーパーでは、「大葉」の名前で出ています。
細かく刻んでつゆに入れてください。口の中がサッパリしますよ。
シソだけじゃ寂しい!というワガママなあなたには梅肉がおすすめ。
叩いた梅肉を相性バツグンのシソと合わせてそうめんズルル・・・
やっぱ梅あったほうがいいわ!
お口リセットしてそうめん食べ直し!
・トマト
もうひとつサッパリ系を。トマトは中身だけくりぬいてつゆにどぼん。
爽やかな酸味が嬉しい~。お口リセットしてそうめん食べ過ぎ!
・山芋
最後は、いつものツケメン方式とは違う食べ方をしてみましょう。
小ぶりの丼に、そうめんをお好きな量だけ入れて、つゆを回しかけます。
その上から、山芋をすりおろして鰹だしで溶いたものをたっぷりかけます。
ワサビを真ん中に乗せて刻み海苔を散らしたら出来上がり。
ズルズルっといっちゃってください。
ウメェ~と鳴きます、絶対。
そうめんにアクセントを!辛味をプラスする薬味がおすすめ
夏バテでなんだか食欲がない・・・
そんなときは辛みのあるものを薬味にしてみましょう。辛さで食欲増進。
汗をかけば、気分も盛り上がってきます。ついでにダイエット効果も期待しちゃいましょう!
・獅子唐
獅子唐数本、醤油適当、ネギのみじん切り適当、おろしニンニク適当、
塩少々、粉唐辛子適当、白ゴマ少々、胡麻油適当、をあえる。
これで出来上がり。
これでそうめんズルズル。辛旨~!
・キムチ
大根キムチ、カクテギも捨てがたいのですが、
やっぱり白菜キムチが食べやすくていいです。
ちょっと刻んでやるとさらに食べやすくなります。
できるだけ辛いやつを選んでくださいね。
・唐辛子味噌
ご飯の友なら、そうめんにも合わないはずがないのです。
市販の唐辛子味噌も色んな種類がありますよね。
食べ比べてみるのも楽しそう。
おっと、ご家庭でも簡単に作れるんですよ。
まず、青唐辛子としょうがをみじん切りにして
すり白ゴマと合わせてフライパンで炒めます。
酒を入れて煮詰めたら、合わせ味噌、砂糖、醤油、みりん、
長ネギの小口切りを投入し、とろみが出るまで弱火でさらに炒めます。
粗熱が取れたら容器に移して保存しましょう。
また気をつけたいのが青唐辛子の選び方です。
実は、青唐辛子には辛いものと辛くないものの二種類があります。
有名な万願寺唐辛子とか、山科唐辛子、伏見甘唐辛子などは辛くない唐辛子です。
辛さを求めるなら、買うときにしっかり確認しましょう。
この他にもまだまだ薬味になりそうな辛い食材があるはず。
なんでも来い、の精神で探してみてくださいね!
そうめんで夏を乗り切ろう!
そうめんの薬味についてみてきました。いかがでしたでしょうか?
あなたのそうめんライフは充実しそうですか?
夏の風物詩のそうめん。
手軽で便利な、母の味方の食材ですから、飽きずにおいしく食べる工夫をしたいものです。
そして、夏野菜の薬味で旬の野菜をたくさんいただいてくださいね。
やっぱり旬のものは栄養も満点。疲れやすい夏の時期こそ、しっかり食べて元気に過ごしましょう!