電子レンジってすごく便利ですが、卵を殻付きのまま、加熱してはいけないって知っていますか?
実は、ゆで卵を手早く作ろうと思って電子レンジで加熱すると、なんと卵が爆発してしまうんです!
とっても危ないですよね。
でも、実は卵を爆発させずに、安全な方法で電子レンジを使って、
ゆで卵が作れる裏ワザもあるんですよ!
今回はその裏ワザと、なぜ電子レンジで卵が爆発してしまうのかを紹介します。
電子レンジでゆで卵が爆発する原因は?
電子レンジはマイクロ波という電波を出して加熱する仕組みです。
食品はこのマイクロ波によって、内側から温められます。
電子レンジに生卵を入れて加熱すると、中の卵黄が加熱されて、沸騰してきます。
でも、卵は殻に覆われており、水蒸気の逃げ場がありません。
そのうち、内側が沸騰している圧力に殻が耐えられなくなり、爆発してしまうんです。
そして、電子レンジの中は卵が飛び散り、最悪の場合、故障することもあります。
また、電子レンジの中で卵が爆発しなくても、殻を剥いたり、口に入れた瞬間に破裂することもあるんですよ。
考えただけでも危険で恐ろしいですね…!
ちなみに、生卵だけではなく、一度茹でた卵を温めようとしても、同じことが起こりますので、絶対に卵はそのままの状態で、電子レンジにいれてはいけません。
もしゆで卵を再度温め直したいのでしたら、まず殻は必ず剥いてください。
そして、箸や爪楊枝で卵に穴を開けたり、半分にカットしてから加熱しましょう。
もう既にカットされている状態なら、温めても平気です。
カットしたり、穴を開けておくと、電子レンジに入れても爆発しませんよ。
ポイントとして、穴は必ず貫通させましょう。
ゆで卵を電子レンジで作る方法がある!
電子レンジで卵を温めると、爆発して危険なのですが、実はある方法をすると、安全にゆで卵が電子レンジで作られるんです。
もちろん、難しいことではなく、特別な器具も必要ありません。
電子レンジで卵が割れない方法とは?
卵をアルミホイルでぴったり包んで、耐熱のマグカップに入れて、水をたっぷり注ぎます。
なるべく、卵がひたひたになるまで水を入れておくと良いですよ
そして、マグカップの上に、ラップふんわりとかぶせて、電子レンジで加熱しましょう。
ラップは必ず少し隙間を開けてかぶせてくださいね。
Mサイズの卵1個なら、500Wの電子レンジで5分加熱するのが目安です。
更に5分ほどそのまま放置すれば、簡単にゆで卵の完成。
マグカップもアルミホイルも、物凄く熱くなっているので、火傷しないように気を付けてくださいね。
水を張ったボウルや洗い桶などの中で殻を剥くと良いですよ。
ただし、この方法でも温め過ぎると、爆発する可能性もあるので、十分注意してください。
1個だけゆで卵を作りたい場合は、この方法で簡単に出来ますよ。
念のため、なぜこの方法で卵が爆発しないのか、原理を説明しておきましょう。
なぜこの方法で卵が破裂しないのか
まず、アルミホイルはマイクロ波を通さない性質を持っています。
そのため、アルミホイルで卵を包むことにより、卵にはマイクロ波を当てずに、マグカップに注いだ水を温めているんです。
すると、マグカップの中の水が沸騰して、卵を茹でていきます。
つまり、マグカップの中で、ゆで卵を作っている、という原理なんですね。
ちなみに、アルミホイルを電子レンジに入れると、火花が散って爆発する可能性もあるので、必ずマグカップにラップをすることを忘れないようにしましょう。
ラップをしておけば、火花が散ることを抑えられます。
ただしそれでも、もしかすると火花が散って、爆発してしまうことも、ないとは言い切れませんので、試してみたい場合は、自己責任でお願いします。
まとめ
ゆで卵を電子レンジで作る時は、アルミホイルで包んで、水を入れたマグカップに入れ、ラップをかぶせれば、爆発する心配がありません。
ただし、温め過ぎると爆発する可能性もあるので、十分に注意して加熱してくださいね。
もしちょっとでも不安な場合は、無理せずお鍋でいつも通りに茹でた方が安心ですよ。