帰宅してポストを見てみると、何かを頼んだ覚えもないのに、宅配便の不在票が入っていたらどう対処するのがベストなんでしょうか?
うかつに荷物を受け取ってしまうのって、なんだか怖いですよね。
危ないものを送りつけられたかも知れないし、架空請求詐欺の可能性だってあります。
そこで今回は、身に覚えのない不在票が入っていた時の対処法をご紹介。
怪しい荷物にも十分慎重に行動しましょう。
身の覚えのないものを利用した架空請求…意外なものにまでその範囲は広がっていた?!
通販で何か頼んだりした記憶もないのに、ポストに不在票が入っていたらちょっと怖いですよね。
悪意のある人から危ないものを送りつけられたり、わざと商品を自宅に送って後から代金を請求するなんていう架空請求詐欺のようなものもあるんですよ。
架空請求って聞くとどんなことを思いつきますか?
インターネットで何かのサイトにアクセスした時に、いきなり金額が表示されて、期限までに支払わないと訴訟するというケースや、
メールを送りつけてお金を請求するなどというネットを使った手口が主な詐欺でした。
でもネット以外でも宅配で荷物を送りつけ、受け取ったからには代金を支払ってくださいと請求する詐欺も発生しているんですよ。
『送りつけ商法』や『押し付け販売』と呼ばれるもので、身に覚えのない荷物と一緒に、手紙が添えられています。
手紙の内容は、購入しない場合は〇日までに返送すること、期限内に荷物が返送されなかったら、購入したものとして代金を支払ってもらうという旨が書かれています。
これを見て、受け取った人は慌ててしまうんですね。
何か通販で買ったっけ?と思って中身を開けてしまうと、やっぱり身に覚えのないもの。
でも開封してしまったら、買い取らないといけないと思い、お金を払ってしまうこともあるんです。
勝手に送り付けておいて、代金を請求するなんて、もの凄くはた迷惑な話ですよね。
もし自分や同居している家族の身に覚えのない荷物が来たら、詐欺を疑いつつ、落ち着いて対応しましょう。
不在票のここに注目!身に覚えのないものをそのままにせずに対処するポイントとは?
身に覚えのない不在票が入っていたら、まずは『ご依頼主様』の欄を見ましょう。
『ご依頼主様』とはつまり送り主のこと。
あなたの家に不審なものを送りつけた相手ですね。
だいたいこの欄には、会社名や店名などが書かれているので、まずはそれを検索してみましょう。
もし本当に送り付け詐欺だとしたら、その会社名で検索すれば一発で分かります。Googleなどで会社名+詐欺という名前で詐欺ですといった口コミが出てきたら開けるのをやめましょう。
また、相手の名前をネット検索すれば、自分が本当に何か頼んだものではないかどうかも、調べられるというワケです。
あとは、不在票にある支払い方法の欄が代金引き換に選択されている場合も、要注意ですね。
もし自分で、代金引換で通販を利用したなら、きっと身に覚えがあるはずです。
でも送り付け詐欺の場合は、支払方法が代金引換にされていることが多いので、不在票をよく見て、どんな支払い方になっているかチェックしましょう。
そして、最も大事なのは身に覚えのない荷物は絶対に受け取らないこと。
宅配業者のサービスカウンターに連絡し、受け取り拒否しますと伝えましょう。
これで問題ありません。
また家族連れなどの場合、ご自身で荷物を受け取れない可能性がありますね。
もし受け取ってしまっても、期限内に返送しないと売買が別に成立するということはありませんのでご安心ください。
勝手に送り付けられた商品の返送義務はないので、一応、14日間はそのまま開封せずに自宅に保管しておきましょう。
14日経ったら、受取人は荷物を保管しなくても良いので、捨ててしまっても構いませんし、捨てたことで相手が何か言ってきても無視して問題ありません。
契約なしで商品を送り付けられた場合に関する法律があるので、心配しなくても大丈夫ですよ。
リンクから特定商取引法の詳細が参照できます。
ただ、荷物を受け取るために、代金引換のお金を払ってしまうと、そのお金は戻ってこないので、絶対に支払ってはいけませんよ!
まとめ
身に覚えのない不在票は、送り付け商法などの詐欺の可能性があります。
まずは不在票の送り主を検索して、支払方法も代金引換になってないか確認しましょう。
対処法としては、荷物は受け取り拒否すること。
もし受け取っても、14日間はそのままにしておいて、それを過ぎたら捨ててしまいましょう。
でも代金引換でお金を支払うと、いくら相手が詐欺でもそのお金は戻らないので、やっぱりおすすめなのは、受け取らないということですね。