一泊旅行や出張では、なるべく荷物を少なくして、移動を快適にしたいと考える方が多いと思います。とはいえ、「何を持って行けばいいのか」「どうやって詰めればいいのか」が意外と悩ましいポイント。ここでは、一泊分の荷物をコンパクトにまとめるためのパッキング法と、実際に役立つアイテム選びのコツをご紹介します。
一泊でもスマートに！荷物を減らすパッキング法の基本
一泊旅行の荷物は、目的（観光・出張・温泉など）や季節によって変わりますが、基本は「必要最低限＋1アイテム」を意識するのがポイントです。全体を「衣類・洗面用具・ガジェット類・貴重品」の4カテゴリに分け、それぞれを厳選＆効率的に収納しましょう。
衣類は“着回し前提”＋圧縮が鉄則
・基本は上下1セット＋替え下着類のみ
泊数が1泊であれば、基本は出発時の服を翌日も着回すのが前提。気になる人は、インナーだけを替える形にすると、荷物を減らしながら快適さも確保できます。
・圧縮袋 or ロール収納
衣類は圧縮袋（100均の手巻き式で十分）を使うと、体積を半分以下にできます。圧縮が面倒な場合は、服をクルクル巻いて「ロール収納」にすると、スペース効率が高く、シワもつきにくくなります。
・靴下・下着は衣類のすき間に詰める
靴下や下着は、くぼんだ隙間に入れることでデッドスペースを活用できます。
洗面用具は「ホテルにある前提」で最小限に
・ホテル備品を最大限活用する
歯ブラシ、シャンプー、タオルなどは多くのビジネスホテルに備わっているため、省略可能。こだわりがある人は、小分けボトルに移した“1泊分の量だけ”を持参しましょう。
・吊り下げ式ポーチで1ヶ所にまとめる
アイテムが多い人でも、吊り下げ式トラベルポーチを使えば、狭い洗面台でも整頓しやすく、使ったあともすぐ片付きます。
ガジェット類は「1つで複数用途」の機器に集約
・マルチポート付き充電器を1つ
スマホ、イヤホン、モバイルバッテリーを同時に充電できるUSB充電器＋ケーブル1本にすれば、荷物も配線も減らせます。
・必要最低限の機器だけに絞る
1泊ならノートPCが不要なケースも。スマホとモバイルバッテリーがあれば完結できる内容か見直してみましょう。
バッグの中身を整えるためのコツ
・小分けポーチを活用
荷物を「種類別」にポーチで分けると、探す時間が減るだけでなく、荷崩れも防げます。衣類・洗面用具・ガジェットの3つに分けるのが基本です。
・荷物の“上層”に取り出しやすいものを
ホテルでまず使うスキンケアやパジャマなどは、バッグの取り出しやすい位置に詰めましょう。
・バッグは10L〜20Lのリュックやボストンで十分
1泊なら、スーツケースよりも小型バッグが断然スマート。軽くて背負いやすいリュックなら、移動中も身軽に動けます。
まとめ
一泊旅行の荷物は、「何を減らすか」ではなく、「どう最小限にまとめるか」がカギです。衣類は着回しと圧縮、洗面用品はホテル備品を活用、充電機器はマルチ充電器で統一、というように、アイテムの数と体積の両面からコンパクト化を意識することで、10L前後のバッグでも十分対応できます。荷物が少なければ移動もストレスが減り、チェックアウト後の観光や移動も快適になります。スムーズな一泊を叶えるために、ぜひ今日から実践してみてください。