肩こりや腰痛などで湿布を貼ると、動いているうちに取れてしまうことがありますよね。
夜貼っておいた湿布が、朝になって起きてみたら剥がれていた、なんてことも多いはず。
でも、湿布の貼り方をちょっと工夫すれば、今までよりもかなり剥がれにくくなるんですよ!
今回はそんな、湿布の取れない貼り方を紹介していきます。
まずは湿布を貼る患部をきれいにしよう!
湿布を貼るには、まず患部を洗ってキレイすることが大事。
汗や汚れが患部の肌に付いたまま湿布を貼ると、かぶれることもあるし、剥がれやすくなったり、有効成分が上手く浸透しなくなってしまいます。
そのため、患部やその周囲は、よく拭いて清潔にしてから貼りましょう。
患部の肌に汗や汚れがなく、キレイな状態でしたら、湿布は剥がれにくくなりますよ。
もし湿布を貼っている時に汗をかいてしまったら、そのままにしておくと、かぶれてしまうこともあるので、一旦剥がして汗を拭き取って、新しい湿布を貼ると良いでしょう。
ただし、長時間に渡って湿布を貼っておくのは、肌にあまり良くありません。
なるべく湿布は、貼って約8時間ほど経ったら剥がしておきましょう。
ちなみに、湿布を2~3時間で剥がしても、有効成分が肌にしばらく残るので、長時間貼っていなくても、効果は持続しますよ。
また、古い湿布は粘着力が弱くなって剥がれやすいので、使わないようにしましょう。
医薬品はなるべく新しいものを使ったほうが、効果がありますよ。
取れない湿布にするためのちょっとした工夫とは!?
湿布を貼る時に、ちょっとした工夫をするだけで、かなり剥がれにくくなります。
その工夫とは、湿布に切り込みを入れること。
膝やひじなど、関節の部分に湿布を貼ると、かなり剥がれやすいですよね。
そんな場合でも、切り込みを入れれば湿布は剥がれなくなるんですよ。
まず、フィルムを剥がす前に湿布を二つ折りにして、ハサミで中央に3cmほどの切り込みを入れます。
そして、フィルムを剥がして、切れ目の中央が膝やひじの関節部分にくるように貼っていけばOKです。
中央に切り込みを入れておくことで、関節部分が曲がった時も湿布がシワシワにならないので、剥がれてしまうのを防げます。
湿布の上手な貼り方は下記のサイトから確認できますので、参考にしてみてください。
また、下記のサイトからは、湿布の切り込みの入れ方が患部別に載っているので、こちらも合わせて参考にください。
この他に、湿布を剥がれにくくする工夫として、四隅の角(かど)を切っておく、という方法もあります。
湿布の角があると、そこから剥がれやすくなってしまうので、ハサミで四隅をカットして、丸みのある形にしておきましょう。
特に背中や肩、腰に貼る時は、四隅をカットしておくのがおすすめですので、ぜひ試してみてくださいね。
切り込みを入れる以外に剥がれにくくするには、湿布固定用粘着シートを使う方法もあります。
このシートで湿布を覆うことで、しっかり固定してくれます。
しかも、通気性の良い不織布を使っているので、かぶれにくいですよ。
どうしても湿布が剥がれてしまうのが不安な人は、ぜひ使ってみてください。
ただし、固定用シートでテーピングしていると、いくら通気性の良い布を使っているとはいえ、肌の弱い人はかぶれてしまう場合もあります。
敏感肌の人はなるべく、固定用シートは使わない方が良いかもしれません。
まとめ
湿布を剥がれにくくするには、まず患部をしっかりキレイにしておきましょう。
特に汗をかいたままだと、かぶれる原因にもなるし、剥がれやすくなってしまうので、汚れはきちんと落としておくのがベスト。
また、湿布の持続性は最大で約8時間です。
それ以上長く貼っていると、肌がかぶれてしまうかも知れないので、注意してくださいね。
そして、湿布は切り込みを入れておくことで、剥がれにくくなります。
特に、膝やひじなどの曲げる関節部分に貼るのでしたら、湿布には必ず入り込みを入れましょう。
そうすれば、体を動かしても剥がれないので、ぜひ実践してみてくださいね!