ガス代は「冬に急に高くなる固定費」の代表格です。効率よく下げるコツは、まず契約しているガスが「都市ガス」か「プロパンガス(LPガス)」かを把握し、タイプ別に手を打つこと。
加えて、ガス代の大半は給湯(お湯)が占めやすいので、使い方の改善をセットで行うと効果が出やすくなります。
最初にやること:検針票(Web明細)で「3つ」を確認
- ① 基本料金:毎月固定でかかる
- ② 従量料金(m³単価):使った分にかかる
- ③(LPガスのみ)設備料金の有無:ガスと関係ない費用が混ざっていないか
この3点が分かると、「契約で下がる余地があるか」「使い方で下がる余地があるか」が一気に判断できます。
都市ガスの節約ポイント|料金プラン・セット割・給湯の見直し
都市ガスは、LPガスより料金体系が安定しやすい一方、節約の主戦場は(1)プラン最適化と(2)給湯の使用量です。
1)料金プラン・セット割を見直す
- 電気とのセット割:電気+ガスで割引・ポイント還元がある場合
- 家庭の使用量に合うプラン:単価が段階制のため、使い方次第で差が出ることも
- 解約金・縛り:長期割引プランは途中解約条件を必ず確認
2)給湯温度と使い方で「使用量」を落とす
- 給湯温度を1〜2℃下げる(冬は下げすぎ注意。体感と相談)
- シャワー時間を短縮(家族で“止める習慣”を作ると効く)
- 追い焚きを減らす(入浴時間を近づける/フタ・保温を活用)
3)給湯器が古いなら「高効率機」も検討
給湯器が10年以上の場合、効率が落ちていることもあります。交換は費用がかかるので、
「毎月のガス使用量」「家族人数」「冬の使用量」を見て、元が取れそうか試算してから検討しましょう。
プロパン(LPガス)の節約ポイント|単価見直しが最重要(2025年の新ルールも確認)
LPガスは事業者ごとに料金差が出やすいので、節約効果が大きいのは「基本料金とm³単価の見直し」です。
そして2025年4月2日から、LPガス料金の透明化を進める新ルール(いわゆる三部料金制の徹底)が施行され、
請求時に基本料金・従量料金・設備料金を分けて通知することが原則になりました。さらに、ガス消費と関係ない設備費用を
ガス料金に載せることが禁止されるなど、商慣行の是正が進んでいます。
1)検針票で「基本料金」「従量単価」「設備料金」をチェック
- 基本料金が高すぎないか
- m³単価が相場より極端に高くないか
- 設備料金が何の費用か説明されているか(不明なら問い合わせ)
2)値下げ交渉のコツ(持ち家向け)
- 他社の見積もり(基本料金・m³単価)を取って比較材料にする
- 「長く使うので単価を見直したい」と伝える(感情より数字)
- 設備料金の内訳(何の設備・いつまで)を確認し、不明点は必ず質問
3)会社変更(切替)も選択肢(持ち家向け)
LPガスは切替で下がるケースがあります。ただし、契約条件・設備の扱い・工事の有無など、
「総額(基本+従量+設備)」で比較しましょう。
4)賃貸住宅の注意点(勝手に変えられないことが多い)
賃貸はオーナー契約のケースが多く、入居者が自由に会社変更できない場合があります。
その場合は、まず管理会社・大家さんに相談し、「料金内訳の説明」「設備料金の扱い」など
透明性の確保から進めるのが現実的です。
都市ガス・LPガス共通|使用量を減らす“即効テク”は給湯から
1)節水=ガス代も下がる(お湯を減らせる)
- シャワーを1分短くする
- 節水シャワーヘッドの活用(好み・水圧は要確認)
- 食器洗いは「ため洗い」「まとめ洗い」を意識
2)お風呂の節約:追い焚きを減らすのが最優先
- 入浴時間を近づける
- フタ・保温シートで放熱を抑える
- 冬の「足し湯・追い焚き」を繰り返さない
3)ガスコンロ:火力を鍋底に合わせる
- 炎が鍋底からはみ出さない火力が基本
- 鍋底の水滴を拭いてから加熱(ムダな蒸発を減らす)
まとめ
ガス代を安くするには、まず都市ガス/LPガスを確認し、タイプ別に対策することが最短です。
都市ガスはプラン最適化+給湯の使い方、LPガスは基本料金・m³単価・設備料金の見直し(交渉・切替)が効果大。
最後に、共通の節約として給湯(シャワー・追い焚き)を押さえると、冬場の負担を大きく減らせます。