「お彼岸が近づいてきた。でも、仏壇に何をお供えすればいいの?」
そんな迷いを抱えたまま、毎年なんとなく済ませていませんか。
故人を想う気持ちはあるのに、作法が分からず手が止まる。その不安、今日で終わりにしましょう。
この記事では、2026年のお彼岸(春彼岸:3月17日〜23日/秋彼岸:9月20日〜26日)に向けて、仏壇へのお供え物と霊供膳(れいくぜん)について徹底解説します。
読み終えたあなたは、迷わず手を合わせられるはずです。
お彼岸に仏壇へお供えするもの【基本の5つ】

お彼岸の仏壇には、次の5つを基本としてお供えします。
- ぼたもち(春)/おはぎ(秋)
- 故人が好きだった食べ物
- 季節の果物(りんご・梨・みかんなど)
- 仏花や故人の好きだった花
- お線香・ロウソク
春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」が基本
春のお彼岸には牡丹(ぼたん)にちなんだ「ぼたもち」。秋には萩(はぎ)にちなんだ「おはぎ」。
同じ食べ物なのに、季節で呼び名が変わるんです。日本人らしい風情ですよね。
あんこに使われる小豆の赤色には、邪気を払う意味があります。だから先祖供養にぴったりなんです。
1パック300〜500円ほどでスーパーや和菓子店で買えます。手作りなら4人分で材料費500円程度に抑えられますよ。
故人の好物を選ぶのも立派な供養
「お酒が好きだった父」「あんみつが好きだった祖母」。そんな思い出の味こそ、最高のお供えになります。
形式にとらわれず、あなたが「あの人に食べてほしい」と思うもの。それで十分です。
季節の果物と新しい花を忘れずに
果物は丸い形のものが縁起が良いとされています。りんご、梨、みかん、ぶどうなどが定番。
花は仏花でも、故人が好きだった花でもOK。胡蝶蘭やカーネーション、菊などが選ばれやすいですね。
お彼岸のお供えで避けるべきもの【NGリスト】
知らずにお供えして、後から「失礼だった」と気づくのは辛いもの。事前に押さえておきましょう。
- トゲのある花(バラ・アザミなど)
- 毒のある花(彼岸花・水仙など)
- 香りが強すぎる花(ユリの一部など)
- 肉類・魚類(殺生を連想させる)
- においの強い野菜(ネギ・ニンニク・ニラ)
また、お盆の精霊馬(キュウリやナスの飾り)はお彼岸では不要です。お彼岸はご先祖様が帰ってくる行事ではなく、こちらから「あの世へ近づく」期間だからです。
地域で違う!お彼岸のお供え「積み団子」とは
関西や一部地域では、おはぎではなく「積み団子」をお供えする風習があります。
白くて丸い団子を10個ほどピラミッド状に積んだもの。お月見団子に似ていますが、お彼岸用は一対(2セット)でお供えするのが特徴です。
あなたの家の風習が分からない場合は、親戚や地元のお寺に確認しておくと安心。地域差を知ることも、供養の第一歩なんです。
霊供膳(れいくぜん)の作り方|基本の一汁三菜

お彼岸期間中、仏壇にお供えする精進料理を「霊供膳(れいくぜん/りょうぐぜん)」と呼びます。
基本は白いご飯と一汁三菜。肉・魚・五葷(ごくん:ネギ・ニラ・ニンニク・ラッキョウ・玉ねぎ)を一切使わないのがルールです。
霊供膳の5つの器と料理内容
- 飯椀:白ご飯を山盛りに
- 汁椀:昆布・椎茸だしの味噌汁や澄まし汁
- 平椀:高野豆腐や野菜の煮物
- 壺椀:白和え・ごま和えなど
- 高坏(たかつき):きゅうり・なす・白菜のお新香
カツオだしや煮干しはNG。動物性のだしは使えません。昆布と干し椎茸で旨味を引き出しましょう。
専用の器がなくても大丈夫
専用の霊供膳セットは3,000〜10,000円ほどで購入できます。でも、無理に揃える必要はありません。
家にあるきれいな小鉢や器でも問題なし。大切なのは、心を込めて整えることです。
仏様向きにお箸を置くのが作法
霊供膳をお供えするときは、仏壇側にお箸の先を向けます。仏様が召し上がる向きに置くためです。
ささいなことですが、ここを間違えると意味が変わってしまうので注意してくださいね。
毎日作るのが大変なときの3つの工夫
お彼岸は7日間。仕事や育児で忙しい中、毎日精進料理を作るのは正直しんどいですよね。
そんなときは、こう考えてください。
- 休日だけお供えする(中日=春分・秋分の日だけでもOK)
- 家族の食事と同じメニューにする(精進料理風にアレンジ)
- 市販の精進料理セット(1食2,000円前後)を活用
「やらないより、できる範囲でやる」。これが一番の供養です。形式に縛られて疲れ果てるより、笑顔で手を合わせるほうがご先祖様も喜びますよ。
宗派・地域で違う作法は必ず確認を
浄土真宗ではそもそも霊供膳をお供えしない、という宗派もあります。地域によっても細かなルールが異なるんです。
分からないときの相談先は3つ。
- 菩提寺(ぼだいじ)の住職
- 年配の親族
- 地元の仏具店
恥ずかしがらず聞いてください。「知らないまま間違える」より、「聞いて正しく行う」ほうが100倍尊い行為です。
お彼岸を機に暮らしも見直してみませんか
ご先祖様への感謝を形にするお彼岸。それは同時に、自分の暮らしを見つめ直す時間でもあります。
「家計を整えたい」「ムダを減らしたい」と感じたら、こちらの記事も役に立ちますよ。
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まとめ|お彼岸は「想う気持ち」を形にする7日間
2026年のお彼岸、仏壇のお供えで迷わないために覚えておきたいポイントは5つ。
- 春はぼたもち、秋はおはぎが基本
- 故人の好物・季節の果物・新しい花を添える
- 霊供膳は白ご飯と一汁三菜の精進料理
- 動物性だし・五葷はNG、昆布と椎茸でだしを取る
- 無理せず、できる範囲で続けることが一番の供養
完璧な作法より、込めた想いのほうが100倍大切です。あなたが手を合わせるその瞬間、ご先祖様はきっと微笑んでいます。
今年のお彼岸は、ぜひこの記事を片手に、心を込めた一膳をお供えしてみてください。準備に迷ったら、まずは仏花とおはぎだけでもOK。一歩踏み出すことが、何より尊い供養になります。