「マイルを貯めたいけれど、飛行機にあまり乗らない」「ポイントの二重取りって難しそう」と感じていませんか。
結論からいうと、マイル・ポイントの二重取りは、今までしている買い物・ネット注文・航空券購入に、経由先や支払い方法を1つ足すことで取り組めます。高額な買い物を増やしたり、複雑な交換ルートを覚えたりすることが必須ではありません。
この記事では、ANA・JALの公式サービスを中心に、初心者が始めやすい方法、向いている人、失敗しやすいポイントを整理します。なお、制度・対象店・還元条件は変わるため、公式情報の確認日は2026年8月7日です。
- 結論:二重取りは「買う前に経由先」「払う前に対象カード」を確認するのが基本です
- マイル・ポイントの二重取りとは?「同じ買い物で同じポイントを2回」ではありません
- 方法1:ANAカードマイルプラスで、日常の支払いを二重取りする
- 方法2:ANAマイレージモールを経由して、ネット通販で二重取りする
- 方法3:JALカード特約店なら、JALマイルを日常の支払いで上乗せできる
- 方法4:飛行機に乗るなら、通常のフライトマイルと搭乗ボーナスを重ねる
- 今日から始める:マイル・ポイント二重取りの5ステップ
- よくある失敗例:二重取りで損しないための注意点
- よくある質問
- まとめ:二重取りは、無理に増やすより「取りこぼさない」ことから始めよう
結論:二重取りは「買う前に経由先」「払う前に対象カード」を確認するのが基本です
マイル・ポイントの二重取りとは、1回の支払いまたは利用に対して、別々の仕組みから複数のポイント・マイルを受け取ることです。
初心者は、まず次の4パターンから、自分の生活に合うものを1つ選べば十分です。すべてを同時に始める必要はありません。
| 方法 | 二重になる仕組み | 向いている人 | 始めやすさ | 主な注意点 |
|---|---|---|---|---|
| ANAカードマイルプラス | カード会社のポイント+加盟店の追加マイル | 街のお店でANAマイルを貯めたい人 | 高い | 加盟店・決済方法ごとに対象条件がある |
| ANAマイレージモール | モール経由分+カード決済分 | ネット通販や旅行予約をする人 | 高い | 必ずモールから入り、途中で比較サイト等を挟まない |
| JALカード特約店 | JALカードのショッピングマイル+特約店での上乗せ | JALマイルを日常決済で貯めたい人 | 高い | 対象店舗・対象外商品を会計前に確認する |
| フライト+航空系カード | 通常のフライトマイル+カード会員の搭乗ボーナス | 年に数回でもANA・JAL便を使う人 | 中 | マイル積算対象運賃か、会員番号登録済みかを確認する |
大切なのは、二重取りを「還元率が高い方法探し」だけにしないことです。本当に必要な買い物を、対象の経由・支払い方法で行うことが節約の基本です。ポイントのために予定外の商品を買えば、貯まったマイル以上に家計を圧迫します。
ネット予約での二重取りを先に全体像から知りたい場合は、旅行予約で損しないポイント二重取りの基本と手順もあわせて確認してください。
マイル・ポイントの二重取りとは?「同じ買い物で同じポイントを2回」ではありません
二重取りという言葉から、「同じマイルを二度もらえる」と考える人もいます。しかし実際には、別のサービスがそれぞれ付与する特典を重ねるイメージです。
たとえば、ANAカードマイルプラス加盟店でANAカードを使う場合、カード利用で貯まるカード会社のポイントとは別に、ANAカードマイルプラス分のマイルが加わります。ANA公式では、加盟店でANAカード決済をすると、カード会社のポイントとは別に、100円または200円(税込)につき1マイルが貯まる仕組みと案内されています。
また、ネット通販では、ANAマイレージモールを経由して対象ショップへ行き、対象のANAカードで決済できれば、モール経由分とANAカードマイルプラス分が両方付くショップがあります。ショップごとに条件は異なりますが、ANA公式のBRIEFINGの例では、モール経由分とANAカードマイルプラス分で100円につき合計2マイルと示されています。
ここで注意したいのは、すべてのポイント・マイルが必ず重なるわけではないことです。電子マネー、Apple Pay、Google Pay、コード決済、クーポン、ポイント利用分、ギフト券購入などは、対象外または条件が異なる場合があります。二重取りを狙うときほど、レジへ進む前に公式ページの対象条件を確認しましょう。
方法1:ANAカードマイルプラスで、日常の支払いを二重取りする
街のお店で取り組みやすいのが、ANAカードマイルプラスです。
ANAカードマイルプラス加盟店でANAカードを使うと、通常のカード利用で貯まるカード会社のポイントに加え、ANAマイルが追加で付与されます。ANA公式によると、追加分は100円または200円(税込)につき1マイルです。
向いている人
- コンビニ、ドラッグストア、カフェ、ガソリンスタンド、百貨店などでカード払いをする人
- ANAマイルを貯めたいが、ネット通販を頻繁には使わない人
- 複雑なポイントサイトを経由するより、会計時のカードを固定したい人
始め方
- ANAカードを持っているか確認します。
- ANA公式の加盟店検索で、よく行く店が対象か確認します。
- 店ごとの対象条件を読み、ANAカードで直接クレジット決済します。
- 利用後すぐではなく、マイル反映までの期間を待ちます。ANA公式では、クレジット決済後、積算確認まで約1〜2カ月かかると案内されています。
初心者が知っておきたい注意点
まず、ANAカードマイルプラスの対象は「ANAカードでの決済」です。加盟店であっても、別のカード、現金、対象外の決済手段では追加マイルが付かないことがあります。
また、スマホのタッチ決済を使う場合も要注意です。ANA公式では、Apple Pay・Google Pay・iD・QUICPayでの支払いが対象になるかは、加盟店ページごとに確認するよう案内しています。便利だからといって、すべてのスマホ決済が同じ条件だと思わないようにしましょう。
「店頭ポイントカードのポイントも付くなら三重取りでは?」と思うかもしれません。店頭の会員ポイントは、通常は店側のルールに従います。会員バーコード提示、ANAカード決済、ANAカードマイルプラスのすべてが対象なら結果的に複数の特典を受け取れる可能性はありますが、ポイント払い分や割引商品が対象かどうかは店ごとに違うため、会計前の確認が必要です。
方法2:ANAマイレージモールを経由して、ネット通販で二重取りする
ネット通販をするなら、購入直前にANAマイレージモールを開く習慣を作ると、普段の支払いにマイル獲得の入口を足せます。
ANAマイレージモールには、通販、ファッション、家電、旅行、ふるさと納税などの対象ショップが掲載されています。ショップ・キャンペーンごとに、100円または200円ごとの積算マイル数、対象商品、マイル積算時期が異なります。
基本の流れ
- 欲しい商品や予約内容を先に決めます。
- ANAマイレージモールでショップ名を検索します。
- ショップの「マイル積算条件」「対象外条件」「積算時期」を読みます。
- ANAマイレージモールのリンクからショップへ移動します。
- 移動後は、できるだけ別サイトや別アプリを挟まずに購入します。
- 対象のANAカードを持つ人は、ショップがANAカードマイルプラス対象かも確認して決済します。
この方法のよいところは、ネットショップ側の価格が同じなら、経由するひと手間だけでモール分を上乗せできることです。ただし、モール分のマイルが付くことと、カード側のポイント・マイルが付くことは別判定です。両方を狙うなら、必ずショップ詳細ページの記載を読みましょう。
失敗しないためのチェック項目
- 購入前に、ブラウザのCookieを無効にしていないか確認する
- モールを経由した後に、他のポイントサイト、価格比較サイト、広告リンクを踏まない
- カートに商品を入れる前にモール経由が必要か、ショップごとの条件を確認する
- クーポンコード、予約変更、キャンセル、返品で対象外にならないか確認する
- 利用明細、注文番号、利用日、対象ページの画面をマイル反映まで保存する
特に旅行予約は、航空券・ホテル・レンタカー・オプションごとに積算対象が細かく分かれます。予約前には、旅行ポイント二重取りのニッチな積み方で、取りこぼしやすい場面もチェックしておくと安心です。
方法3:JALカード特約店なら、JALマイルを日常の支払いで上乗せできる
JALマイルを中心に貯めるなら、JALカードのショッピングマイルと特約店を確認しましょう。
JALカードは、通常、ショッピング利用200円につき1マイルが貯まります。ショッピングマイル・プレミアムに入会している場合や一部のカードでは、100円につき1マイルです。さらにJALカード特約店では、一般加盟店よりショッピングマイルが2倍になります。
たとえば、通常の積算条件が200円で1マイルのカードなら、特約店での利用は200円で2マイルです。ショッピングマイル・プレミアム入会時は、特約店で100円につき2マイルとなる仕組みです。ただし、年会費やショッピングマイル・プレミアムの追加年会費があるため、「たくさん貯まる」だけで判断せず、年間利用額で考えることが大切です。
向いている人
- JAL便を利用する、またはJALマイルの使い道を決めている人
- JALカード特約店に、普段使うスーパー、ドラッグストア、ホテル、レンタカー、飲食店などがある人
- 毎月の固定費や日常支出をカードにまとめ、管理も簡単にしたい人
実践のコツ
まずは「特約店だから行く」のではなく、もともと買う予定のものを、行きやすい特約店で買えるかを確認しましょう。遠い特約店へ行く交通費や時間を使うと、増えたマイル以上のコストになることがあります。
また、公共料金、通信料金、税金などをカード払いにまとめれば、支払い忘れを減らしながらマイルを積み上げられる場合があります。ただし、カード会社・支払い先によってはマイル積算の対象外または積算率が異なることがあるため、登録前にカードの規約と支払い先の手数料を確認してください。
還元率を比べるときは、表示された「○倍」だけで決めないことも大切です。年会費、手数料、利用額、マイルの使い切りやすさを含めて、実質的に得かを判断しましょう。考え方はポイントに惑わされない還元率の見方で詳しく解説しています。
方法4:飛行機に乗るなら、通常のフライトマイルと搭乗ボーナスを重ねる
飛行機を利用する人は、買い物だけでなく搭乗そのものでも二重取りできます。基本は、通常のフライトマイル+ANAカードまたはJALカード会員向けの搭乗ボーナスです。
ANAカードの場合
ANAカードのフライトで貯める仕組みでは、ANA便のマイル積算条件運賃で搭乗した場合、通常のフライトマイルに加えて、カード種別に応じたボーナスマイルが設定されています。ANA一般カードは区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10%、ANAワイドカード・ANAゴールドカードは同×25%などです。
ただし、特典航空券やマイル積算対象外の運賃では、通常のフライトマイルやボーナスマイルの対象になりません。また、ANAの上級会員向け区間ボーナスとANAカードの搭乗ボーナスは、合算ではなく高い方の割増率が適用される場合があります。すでに上級会員の人は、二重に増えるとは限りません。
JALカードの場合
JALカードの搭乗ボーナスも、JMBマイル積算対象運賃でJALグループ便に搭乗すると、通常のフライトマイルに上乗せされます。普通カード・JALカード naviでは、搭乗ごとにフライトマイルの10%プラス、CLUB-Aカード以上では最大25%プラスなど、カード種別で条件が異なります。
ここで最も多い失敗は、航空券を買っただけで安心してしまうことです。JAL公式では、JAL Webサイトで会員ログインをせずに予約すると、お得意様番号が紐付かず、搭乗ボーナスが自動積算されない場合があると案内しています。予約画面・搭乗券・アプリで、マイレージ会員番号が入っているか必ず確認しましょう。
航空券購入時は「搭乗分」と「決済分」を分けて考える
航空券では、搭乗に対するフライトマイル・搭乗ボーナスと、クレジットカード決済に対するカードポイント・ショッピングマイルは別の仕組みです。そのため、条件がそろえば複数の獲得機会があります。
ただし、出張の航空券を会社が購入する場合、法人契約運賃、ツアー商品、旅行会社経由、特典航空券などでは、積算条件が変わることがあります。勤務先のルールを守ったうえで、航空会社・旅行会社・カード会社それぞれの条件を確認してください。
今日から始める:マイル・ポイント二重取りの5ステップ
情報を集めすぎると、結局何も始められなくなります。以下の順番で、10〜15分程度から始めてみましょう。
- 貯める先をANAかJALのどちらか1つに寄せる両方を少しずつ貯めると、特典交換に必要なマイルまで届きにくくなります。普段使う空港、就航路線、家族旅行で使いたい航空会社を基準に選びましょう。
- すでに持っているカードを確認するいきなり新しいカードを作る必要はありません。ANAカード・JALカードを持っているなら、まず加盟店や特約店を確認します。持っていない場合は、一般の高還元カードでポイントを貯める方法と、航空系カードの年会費を比べてから決めましょう。
- ネット購入前に、公式モールを確認するANAマイレージモールをブックマークし、通販・旅行予約の前に検索する習慣を作ります。商品価格、送料、クーポン、付与条件を比べ、経由のために高い店を選ばないことが重要です。
- よく使う店を3つだけ登録するANAならカードマイルプラス加盟店、JALなら特約店から、自宅・学校・職場の近くで使う店を3つ選びます。対象店を増やしすぎないほうが、支払い方法を間違えにくくなります。
- 月1回、明細と有効期限を確認する付与予定のマイルが反映されたか、失効予定のマイルがないかを確認します。JALの通常のマイルは、搭乗日・利用日の36カ月後の月末までが有効期限です。ANAも積算方法・マイルの種類によって有効期限の扱いが分かれるため、会員ページで明細を確認しましょう。
ポイントを貯める入口としてポイントサイトも気になる場合は、ポイントサイトを経由して宿代を節約する仕組みを読んでから、航空会社モールとの重複可否を各案件の条件で確認してください。同じ予約で複数の経由サービスを重ねられるとは限りません。
よくある失敗例:二重取りで損しないための注意点
失敗1:ポイント目的で、価格が高い店を選ぶ
3%分のマイルが付く店でも、商品価格が10%高ければ節約にはなりません。まずは送料込みの支払総額、キャンセル条件、必要な商品かどうかを比較してください。ポイントは値引きの代わりではなく、必要な支出に付くおまけと考えるのが安全です。
失敗2:経由後に別サイトを見て、モール分が付かない
ネット通販では、モール経由後に検索し直す、価格比較サイトを踏む、別のポイントサイトを経由する、アプリへ切り替えると、経由履歴が正しく追跡されない可能性があります。購入直前にモールを開き、リンク先でそのまま注文する流れを固定しましょう。
失敗3:ポイント払い・クーポン利用分も満額付くと思い込む
ポイント・クーポン・ギフト券・送料・税金の扱いは、サービスごとに異なります。付与対象額が「税抜商品代金」なのか、「税込決済額」なのかも確認が必要です。特に高額な旅行予約では、予約前に対象金額を確認してください。
失敗4:年会費や移行手数料を回収できない
航空系カードには年会費があり、カード会社のポイントをマイルへ移すためにコース登録や移行手数料が必要な場合もあります。年に数万円しかカードを使わない人、マイルを特典航空券などに使う予定がない人は、無理に有料サービスへ入らないほうがよい場合があります。
失敗5:期間限定ポイントやマイルを失効させる
たくさん貯めても、期限内に使えなければ節約効果はありません。ポイントの有効期限、マイルの有効期限、特典航空券の予約可能期間を月1回確認しましょう。特に期間限定ポイントは使い道が限られることがあるため、期間限定ポイントを無駄なく使い切る注意点も参考にしてください。
よくある質問
クレジットカードを持っていない学生でも、マイルの二重取りはできますか?
できます。ただし、クレジットカード決済分の上乗せは使えません。まずは航空会社の会員番号を作り、搭乗時に登録する、航空会社のショッピングモールを経由する、店頭の共通ポイントを取りこぼさない、といった方法から始めるとよいでしょう。カードを作る場合も、年会費、支払い能力、使いすぎ防止を優先してください。
ANAとJALのマイルは、どちらを貯めるべきですか?
よく利用する空港、行きたい地域、使いたい航空会社で選ぶのがおすすめです。ANA便を使う機会が多いならANA、JAL便やJALカード特約店を利用しやすいならJALが候補になります。「還元率が高そう」だけでなく、必要なマイル数まで貯められ、実際に使えるかで判断しましょう。
ポイントサイトとANAマイレージモールは同時に経由できますか?
原則として、同一の注文で複数の経由サイトの成果が両方認められるとは考えないでください。どちらか一方だけが付与対象となったり、どちらも対象外になったりする可能性があります。利用する案件の公式条件を確認し、初心者はまず航空会社モールかポイントサイトのどちらか一方に絞ると失敗を減らせます。
貯めたマイルは、航空券以外にも使えますか?
航空会社ごとに、特典航空券以外の交換先や支払いへの充当方法が用意されていることがあります。ただし、交換先によって1マイル当たりの価値や必要マイル数は変わります。使う予定が曖昧なまま貯めるより、「国内旅行の航空券に使う」「帰省費用を抑える」など目的を決めると、カードやポイントの選び方もぶれにくくなります。
まとめ:二重取りは、無理に増やすより「取りこぼさない」ことから始めよう
マイル・ポイントの二重取りは、特別な裏技ではありません。主な方法は、次の4つです。
- ANAカードマイルプラス加盟店で、カード会社のポイントと追加マイルを受け取る
- ANAマイレージモールを経由し、モール分と決済分を重ねる
- JALカード特約店で、通常より多いショッピングマイルを受け取る
- ANA・JAL便の搭乗で、通常のフライトマイルとカード会員向け搭乗ボーナスを重ねる
最初の一歩は、次にネット通販をするときに公式モールを経由すること、または普段行く店がANAカードマイルプラス加盟店・JALカード特約店かを調べることです。小さな習慣でも、毎月の固定費や日用品、旅行予約に重ねれば、少しずつ旅行費の節約につながります。
確認日:2026年8月7日。本記事で紹介したマイル積算率、対象店舗、決済方法、年会費、キャンペーン、マイル有効期限の例外条件は変更される場合があります。申し込み・購入・予約の直前に、必ず最新条件を公式サイトで確認してください。