出張のたびに支給される交通費、あなたはそのまま使い切っていませんか。実は同じルートでも、予約方法を変えるだけで片道2,000円以上浮くケースがあります。「会社規定でガチガチに縛られているから無理」と諦めている人ほど、損している可能性が高いのです。
今回は出張族なら知らないと損する、交通費の合法的な節約テクをまとめました。会社の規定を守りながら、差額を自分の手元に残す方法を紹介します。
出張交通費で損している人の3つの共通点
まず、あなたが当てはまっていないかチェックしてください。出張のたびに知らず知らず数千円を捨てている人には、ある共通点があります。
- 正規運賃のまま窓口で買っている
- ポイントを一切貯めていない
- 領収書の金額=実費だと思い込んでいる
多くの会社では「実費精算」または「規定額精算」のどちらかを採用しています。後者の場合、規定額より安く移動できれば差額はあなたのもの。これは会社のルール上もまったく問題ありません。
なぜ多くの出張者は節約できないのか
原因はシンプル。「忙しい」「面倒」「制度を知らない」の3つです。出張前夜にバタバタ予約して、結局正規運賃で買ってしまう。これでは年間で数万円単位の差が生まれます。
実際、東京〜大阪を往復する出張者の場合、正規運賃なら28,600円。でも早特プランなら22,000円前後で済むのです。1回で6,000円以上の差。月3回の出張なら、年間で20万円以上の節約余地があります。
会社規定別|あなたが使える節約パターン
節約方法は、あなたの会社の精算ルールによって変わります。まずは自社の規定を確認してください。
1. 規定額精算(差額が自分のもの)の場合
これが一番おいしいパターン。規定額が28,600円なら、22,000円のチケットを取れば6,600円があなたの利益になります。
狙うべきは新幹線の早特商品。EX予約の「EX早特21ワイド」なら、東京〜新大阪が15,000円台になることも。詳しくは東海道新幹線を格安で乗る方法完全ガイドで深掘りしています。
2. 実費精算(領収書必須)の場合
差額は出ませんが、ポイントで間接的に得する戦略が有効です。たとえば法人カードで支払えば、個人カードのポイントは付かないものの、会社のキャッシュバック原資になります。
個人カード払いが許可されている会社なら話は別。1.0%還元のカードで月10万円使えば、年間1.2万円分のポイントがあなたに入ります。
3. 上限額制(その範囲内で自由)の場合
上限ギリギリで領収書を切るのではなく、安い手段を選んで余った予算を飲食代に回す。これも立派な節約です。
新幹線出張の最強節約手順
出張で一番使うのが新幹線。ここでの節約効果が最も大きいので、優先的に押さえましょう。
ステップ1:出張日が決まったら即EX予約をチェック
EX早特21は乗車21日前まで、EX早特ワイドは3日前まで予約可能。出張は1週間前に決まることが多いので、3日前ルールの早特が現実的です。
東京〜博多なら正規23,810円が、EX早特ワイドで18,000円台。約5,800円の差が生まれます。
ステップ2:自由席が許可されているなら時間帯を狙う
会社規定で自由席指定の場合、混雑を避けて確実に座る工夫が必要。新幹線の自由席が安い時間帯はいつ?で詳しく解説していますが、平日10時台や14時台は空席率が高めです。
ステップ3:株主優待券の活用も検討
金券ショップで買える株主優待券を使えば、片道10%引きが基本。会社が「正規運賃ベースで支給」している場合、優待券で買えば差額が確実にあなたの利益になります。
飛行機出張で得する3つの裏ワザ
遠方出張なら飛行機の方が安いケースも増えています。とくに東京〜九州・北海道は、早めの予約で新幹線より1万円以上安くなることも。
裏ワザ1:早割の活用
ANAの「スーパーバリュー75」やJALの「先得」は、75日前予約で正規運賃の半額以下になることも。飛行機の早割は何日前が一番お得?に詳しい比較を載せています。
裏ワザ2:マイル貯金を給料の一部と考える
出張で年20回飛行機に乗る人なら、マイルだけで年1往復ぶんの無料航空券が手に入ります。これは事実上の収入アップ。
裏ワザ3:LCCを選択肢に入れる
会社規定で「ANA・JAL限定」でなければ、LCCも有力。手荷物に注意が必要なので受託手荷物の料金を節約する方法もあわせて確認してください。
見落としがちな「現地交通費」の節約ポイント
出張先での移動も意外と費用がかさみます。タクシー1回2,000円を週3回使えば、月24,000円の出費。ここを削れる人は強いです。
1日乗車券を使い倒す
大阪・京都・福岡など、地下鉄1日乗車券が620〜840円で売られている都市は多数。3回以上乗るなら確実に元が取れます。1日乗車券を使いこなすコツで計算方法を解説しています。
タクシーは「使うべき場面」を見極める
雨の日、深夜、重い荷物。この3条件のどれかに当てはまるならタクシーが正解。それ以外は地下鉄+徒歩で十分です。旅行タクシー代の節約術で金額基準を紹介しています。
宿泊と組み合わせた「合わせ技」で月3万円浮かせる
交通費単体では限界があります。でも宿泊とセットで考えると、節約効果は跳ね上がります。
新幹線+ホテルパックを使う
JR東海ツアーズや日本旅行のパックなら、新幹線往復+1泊で正規運賃の新幹線代より安くなることも。たとえば東京〜大阪往復+ホテル1泊で25,000円台のプランもあります。
会社が「交通費と宿泊費を別々に精算」する場合、パックは使いにくい。でも一括精算OKなら、これが最強です。
ポイントの二重取りを徹底する
予約サイト経由でホテルを取り、クレジットカードで支払う。さらにポイントサイトを経由すれば、3重取りも可能。旅行ポイント二重取りのニッチな裏ワザでやり方を解説しています。
注意:やってはいけないNG節約
節約に走りすぎると、会社のルール違反になるリスクがあります。以下は絶対にやらないでください。
- 架空の領収書を作成する(横領罪)
- 使っていない経路で申請する(詐欺罪)
- 同僚と共謀して二重請求する(懲戒対象)
あくまで「実際に使った安い手段で、規定通りに申請する」のが鉄則。差額が自分のものになるかは、必ず会社の規定を確認してください。
まとめ|出張のたびに3,000円浮かせる習慣を作ろう
出張交通費の節約は、知っているか知らないかの差です。今回紹介したテクニックを使えば、月3回の出張で1万円以上浮かせることも難しくありません。
大事なのは「出張が決まった瞬間に動く」こと。前夜に予約していては早特も使えず、ポイントも貯まりません。出張命令が出たら、その日のうちにEX予約を開く。これだけで年間20万円の差が生まれます。
まずは次の出張で、新幹線の早特プランを1つチェックしてみてください。差額が自分のポケットに入った瞬間、節約の楽しさに目覚めるはずです。あわせて交通費を安くする完全ガイドも読めば、出張上手への第一歩が踏み出せます。