京浜急行(京急)に少しでも安く乗る方法をご紹介します。
京急と言えば、品川と羽田空港や横浜、横須賀、三崎など神奈川県の南側を結ぶ私鉄です。沿線沿いには観光地も多く、東京などから観光に行く方も多いでしょう。
京急は都営浅草線に乗り入れているため、京急沿線から東京に遊びに行くときに使える路線でもあります。
今回はそんな京浜急行を少しでも安く乗る方法をご紹介していきます。
目次
通常料金はいくら?
まず京急を利用した時の料金をざっくりとご紹介していきます。この料金が基準となり、ここからいかに安くなるかという形になります。
区間 | 料金 |
品川~横浜 | 300円 |
品川~羽田空港 | 410円 |
品川~横須賀中央 | 640円 |
品川~三崎口 | 860円 |
羽田空港~横浜 | 480円 |
羽田空港~横須賀中央 | 810円 |
品川~横須賀中央と羽田空港~横須賀中央の料金を比較すると距離はほとんど同じなのに、150円近く羽田空港側の方が高いです。
羽田空港線の一部はここ10年、20年で出来上がったものなので建設費がまだ残っていて回収しているという話らしいです。
この金額を覚えておきましょう。この値段からいかに安くできるかが勝負になります。
回数券を購入して利用する
決まった区間を定期的に利用する方にオススメな方法が回数券を購入する方法です。
回数券は3か月の有効期限で同じ区間を10回分の値段で11回分の切符を購入することができる方法です。同じ区間を有効期限の間で6往復以上するような場合にはお得な切符です。
1回分の切符代がタダになるようなものなので、距離が長ければお得になる値段が増えてきます。
品川~横須賀中央間の場合
回数券を購入すると6400円で7040円分の切符を購入できるため、
640円分お得になり、1回約50~60円お得になります。
普通の路線では回数券が一番お得な切符の場合が多いですが、京急の場合もっとお得な回数券があります。
時間限定の回数券はもっとお得です
京急の場合、平日の昼間もしくは土・休日にのみ利用できる回数券「時差回数券(オフピークチケット)」と土・休日のみ利用できる「土・休日割引回数券(サンキューチケット)」時間限定の回数券があり、通常の回数券よりお得になります!
時差回数券(オフピークチケット)
平日の10時~16時と土・休日の終日のみ利用できる切符が時差回数券です。
通常は10回分の料金で11回分の切符が購入できますが、この切符の場合
10回分の料金で12回分の切符が購入できます。
昼間など限られた時間にのみ利用する方にはオススメの切符です。
土・休日割引回数券(サンキューチケット)
土・休日の終日のみ利用できるのが土・休日割引回数券です。この切符では10回分の値段で14回分の切符が購入できます。
休日のみ買い物などで遠出する場合にはオススメの切符です。
しかしこの方法は3か月の中で11回以上同じ区間もしくはそれ以上の区間を利用しないとお得になりません。
そんな時にオススメなのが金券ショップで回数券のばら売りを購入する方法です!
金券ショップを使って回数券のばら売りを購入する
京急沿線にある金券ショップではこの回数券のばら売りが購入できます。区間にもよりますが、通常の切符よりも10円~数十円安い切符が購入できます。
金券ショップでのメリットは、通常11枚以上使う目的がない限り使えない回数券をばら売りで購入できます。
回数券を1枚から購入することができ、有効期限の3か月の間に11回同じ区間を乗らずとも自分の乗りたい回数だけ切符を利用することができます。
金券ショップに行かないといけないデメリットはありますが、京急沿線の大き目の駅ならば金券ショップもそこそこあります。あまり苦にはならないでしょう。
金券ショップで回数券を購入する方法は比較的一般的ですが、もっと金券ショップでお得に購入できるものがあったりします。
金券ショップで株主優待券のばら売りを購入する
このサイトでは他の路線でも株主優待券を使ったお得な方法をご紹介していますが、京急でも同様に株主優待券を使ってお得に乗れる方法があります。
京急では株主の方に優待券が定期的に配布され、その優待券を使えば乗り放題になる権利があります。その券は「改札に入ってから1度限り乗り放題になる権利」の切符と、「一定期間乗り放題になる優待券」の2種類あります。
ここで紹介する優待券は改札で京急線内が1度限り乗り放題になる切符です。都営浅草線側を利用する際には別途料金がかかります。
この切符は優待券として複数枚配布されるのですが、そのばら売りが京急沿線などの金券ショップで販売しており購入することができます。
この株主優待券は有効期限が半年のため、有効期限のタイミングによって相場が異なりますが大体600~700円前後で金券ショップで購入できます。
この切符をお得に使うには通常の運賃より安い場合に使えます。目安として通常の運賃が大体750円以上であればお得に利用できることが多いです。
(金券ショップの値段によっては上下します)
参考ですが、750円以上の区間と言うと品川~京急久里浜や羽田空港~横須賀中央といった区間です。羽田空港に横須賀市より南から向かう際には十分にお得になる切符です。
結構乗らないとお得にならないため、あくまでも長距離区間での利用のみと考えておきましょう。
品川から三崎市や横須賀市へ観光、旅行に行く際には株主優待券もよいですが、観光に良いお得な切符が京急から販売されています。
三崎、横須賀へはお得な切符を利用して観光に行こう!
三浦市と言えば「まぐろ」が有名で、市内にはまぐろ料理を堪能できる店舗がたくさんあります。三浦市へまぐろを求めて来る方も多いと思いますが、京急のお得な切符を利用することでお得に三浦市のまぐろを堪能することができます。
みさきまぐろきっぷを利用してまぐろを堪能しよう!
「みさきまぐろきっぷ」は各京急沿線との往復乗車券+三浦市内のバスフリー乗車券と、三浦市内にあるまぐろ店舗の加盟店の指定されたまぐろ料理が担当できる「まぐろまんぷく券」、三浦半島の観光施設が利用できる「三浦・三崎おもひで券」の3種がセットになったお得な切符です。
例えば、品川駅出発の場合一人あたり「3500円」で購入できます。品川~三崎口の往復料金が「1720円」です。
ということはバスフリー乗車券とまぐろまんぷく券、三浦・三崎おもひで券で1780円を以上の価値があるため、かなりお得に利用することができます!
実際のまぐろ料理、観光施設の確認は公式ホームページを確認ください。
実は三崎市だけではなく、横須賀市の観光でも同じようなお得な切符があります。
よこすか満喫きっぷを利用して横須賀を堪能しよう!
「よこすか満喫きっぷ」も「みさきまぐろきっぷ」と同じように京急沿線の往復乗車券+バスフリー乗車券、加盟店の料理券、施設が利用できる遊ぶ券がセットになったお得な切符です。
横須賀と言えば軍港の町として有名で海軍カレーやアメリカ料理などが有名です。そんな料理を堪能することができます。
また遊び券では横須賀市にある記念艦「三笠」の乗船券として使えたり、美術館、スパ、観光施設のお土産など様々なものに利用することができます。
料金は品川駅発で「3050円」です。乗車券料金がまぐろきっぷより安くなっただけで同じようなコンテンツを利用することができ、日帰りの観光としてオススメです。
まとめ
京急を少しでもお得に利用する方法をご紹介しました。
京急では目的に分け3種類のお得な乗り方があります。
- ちょっとした移動に金券ショップを使った回数券ばら売りがオススメ
- 遠方から羽田空港に行く際には株主優待券のばら売りがオススメ
- 三浦半島や横須賀へ観光に行く際には専用のお得な切符を利用するのがオススメ
京急を利用する際には自分の目的に合わせて利用方法を選択していくことをオススメしています。