せっかく分譲マンションを買ったのに、隣近所からの騒音で安心して暮らせない、
ということは、結構あるんです。
夜中でもお構いなしに大きな音をたてたりして、ストレスは溜まる一方だけれど、
苦情を入れるとなると、逆ギレされそうで、すごく不安ですよね。
隣からの騒音に悩まされないためにも、対処法を知っておくようにしましょう。
今回は、マンションの隣や上の住人によって、
騒音問題が発生した時に、どんな対策をすべきなのかを紹介します。
隣人の騒音問題を事前に防ぐための4つの技とは!?
ではまず、お隣さんの騒音問題を事前に防ぐにはどうしたら良いか、
4つの方法を紹介します。
物件の購入を決める前に隣人はどんな人か聞いておく
マンションを買ってからだともう逃げられないので、
まず購入を決める前に、物件の管理会社に、
お隣にはどんな人が住んでいるのかを聞いておきましょう。
例えば家族構成やどんな感じの人だったかなど。
また、以前に何らかのトラブルを起こしていないかも、
しっかり確認しておくと良いですよ。
出来れば、隣人だけでなく、上階があるのなら、
上の部屋に住んでいる人や、階下の住人についても、聞いておくと安心です。
周囲から騒音がなくても、階下の住人が神経質な人だと、
逆にこちらが苦情を入れられて、住みづらくなるかも知れません。
情報はしっかりと入手しておきましょう。
引越しした時に挨拶はしっかりと
ほんの些細なことから、隣人トラブルに発展するものです。
例えば、引越しの時に挨拶に行かなかったということで、
騒音をたてられる場合もあります。
賃貸形式のマンションアパートとは異なり、下手すれば一生住む可能性がある場所です。
やっぱり礼儀というものは必要になってくるので、引越ししたら、隣近所の住人には、
粗品を持ってしっかり挨拶に伺いましょう。
内見は昼だけじゃなく夜も
騒音って、夜になってからする場合が多いですよね。
そのため、マンションを契約する前に、
昼だけでなく、夜も内見しておきましょう。
そうすると、騒音が起きる部屋かどうかを確かめられます。
防音性の高いマンションを選ぶ
少々お値段は高めですが、防音性の高いマンションを選ぶことで、
もし隣人が夜中に音を出す人でも、そこまで気にならなくなります。
購入を検討しているマンションも、事前にしっかりと調べておきましょう。
入居後に騒音に悩まされた場合の対処法とは?
もし入居してから、隣人の騒音になやまされるようになったら、
一体どうすれば良いのでしょうか?
まずは、寝る場所を変えてみたり、耳栓などをしていきましょう。
それでもまだ気になるようなら、ドアや窓の隙間に、
マスキングテープを貼ると良いですよ。
隙間風対策にもなるのでおすすめです。
あとは、防音カーテンを取り付ける、という方法もあります。
でも、隣人が鳴らしている騒音のために、
こちらがそんな手間やお金をかけたくない、と思う場合もありますよね。
あまりにも騒音が続いて、夜眠れなかったりなど、
生活に支障が出る場合は、まずマンションの管理会社に相談してみましょう。
そうすれば、管理会社から隣人に苦情を入れることが出来ますよ。
ただし、必ず隣人には、誰から苦情が入ったかを伝えないように、
しっかりお願いしておいてくださいね。
もしかしると、逆恨みされて嫌がらせを受ける場合もあります。
苦情は匿名にしてもらいましょう。
いくら隣がうるさいからといっても、
絶対に直接苦情を言いに行ってはいけません。
すぐに謝って、騒音をやめてもらえるような相手なら良いのですが、
そうでない場合もありますよね。
最悪の場合、傷害や殺人事件にまで発展するかも知れないので、
苦情は管理会社に任せましょう。
それでも騒音が止まらずに、夜眠れないことで健康被害が出てしまったなら、
最終手段として、訴訟を起こすことも出来ます。
ただし、それにはものすごく時間も労力もお金もかかる、
ということを覚悟しなければいけません。
また、スムーズに解決するケースも少ないので、
長期戦になってしまうことも覚えておきましょう。
それでも訴えたい、というのでしたら、
騒音の証拠となるものを集める必要があります。
実際に部屋の中から聞こえる音を録音したり、
何時にどんな騒音があったかメモをとったりしましょう。
弁護士にも一度相談をしてみると良いですね。
まとめ
マンションの騒音に悩まされないためにも、
契約する前に、物件の事前調査を行いましょう。
隣や上下階の住人について、マンションの防音性、
夜の様子など、しっかり調べておくと良いですよ。
また、トラブルを起こさないためにも、
引越しした時に挨拶は忘れずに。
もし騒音トラブルになってしまったら、
まずは管理会社に連絡しましょう。